IT'S A BEAUTIFUL DAY

  サンフランシスコのサイケデリック・ロック・グループ「IT'S A BEAUTIFUL DAY」。 67 年、ユタ・シンフォニー楽団のヴァイオリン奏者のデヴィッド・ラフレイムを中心に結成。 CREAM のオープニング・アクトを TRAFFIC の代理で務めて名を上げる。 第四作を最後にラフレイムは脱退し、後任は、後に P.F.M に加入するグレゴリー・ブロック。 74 年解散。グループ名はマイク・チェックの常套句?

 It's A Beautiful Day
 
David LaFlamme flute, violin, vocals
Val Fuentes drums, vocals
Mitchell Holman bass, harmonica, guitar, vocals
Linda LaFlamme keyboards
Pattie Santos percussion, tambourine, vocals, bell
Bruce Steinberg harmonica
Hal Wagenet guitar, vocals

  69 年発表の第一作「It's A Beautiful Day」。 内容は、ヴァイオリンと甘くクールなヴォーカル・ハーモニーが魅力のサイケデリック・ロック。 たなびくオルガン、エフェクトされたギターは、まさに夢見る「あの時代」の音である。 ただし、サイケデリック・ロックといいながらも、オルガンやヴァイオリンによるクラシカルなアレンジが効いている。 特に、ヴァイオリンがバッキングから劇的なプレイまで存在感を放っている。 この辺りが、昔からプログレ・ファンに訴える理由だろう。 楽曲も、シングル・ヒットしそうなナンバーから大作まで多彩であり、アルバムを通した聴き応えもある。 ドリーミーなサイケデリック・フォークロックをリードするヴァイオリンとギターのインタープレイが新鮮だ。
   音楽をリードするのは、作曲、プロデュース、ヴァイオリンを担当するデヴィッド・ラフレイム。 オリジナル LP の裏側と見開きがいい感じなので、ぜひ CD でも再現していただきたいです。

  「White Bird」(6:06) うっすらたなびくオルガン、ヴァイオリンのピチカートとアコースティック・ギターによる優しげなアンサンブル。 メイン・ヴォーカルは男女二声のハーモニーだ。 儚いトラッド調のメロディとギターのオブリガート。 ちょっぴり英国風である。 そして、間奏は、オーヴァーダブされたヴァイオリンのゆるやかなハーモニー。 シタール風のアコースティック・ギターのオブリガートが冴える。 セカンド・コーラスは、伴奏のギター、オルガンがやや力強い。 サビのハーモニーも雄々しく歌い上げ、ヴァイオリンが軽やかにつきしたがう。 そして、ジャジーな渋みあるアコースティック・ギター・ソロ。 オルガンが高鳴り、演奏はぐっと盛り上がってゆく。 シャンシャンとなり続ける鈴の音。 リードはやはりヴァイオリンだろう。 ギター、オルガンと活発な呼応を見せながら突き進む。 ベースのリフもいい感じで押さえを効かせている。 三度メイン・パート。 サビではヴァイオリンが熱っぽくオブリガートする。 ヴォーカル・ハーモニーは、突如もぎ取られたように終り、宙には余韻が残ったまま。
  ロマンティックにして重厚なサイケデリック・フォーク・ロック。 トラッド調のメロディと演奏がいつしか熱いロックへと膨れ上がってゆく。 弾き語り風のギター伴奏と、うっすらと流れ続けるオルガンに加えて、ヴァイオリンが朗々たる演奏で存在感をアピールする。 後半へ向けて、どんどん熱気が高まってゆくのがカッコいい。 JEFFERSON AIRPLANE らと共通しつつも独自色があるのはこの重厚さのせいだろう。 サンフランシスコ・サイケデリック的な音とメロディに慣れると、実は英国サイケデリック・フォークの CURVED AIR 的なリリシズムも感じられる。

  「Hot Summer Day」(5:46) ドローバーで低音を絞った、笛のようなオルガンがざわめく謎めいたオープニング。 一転、ハーモニカがブルージーにささやくイントロダクション、そしてツイン・ヴォーカルによるメイン・パート。 男声がリードし女声が追いかける。 クールに沈む歌メロがいい感じだ。 AFFINITY を思い出していただけるといい。 サビは、男性ヴォーカルが叩きつけ、オルガンが迸り、ヴァイオリンがオブリガートする。 間奏は短いヴァイオリン・ソロ。(おそらくエレクトリック・ヴァイオリン) ワウでたるんだギターの伴奏も加わってセカンド・コーラスへ。 今度のサビは、ブルーなハーモニカがオブリガートする。 決めの 3 連がカッコいい。 続くヴォーカルは、ギターのパワー・コードを受けて、表情豊かに悩ましげに盛り上がってゆく。 クライマックスはツイン・ヴォーカルによるシャウト。 そして、三度メイン・ヴォーカルへ。 最後はハーモニカ・ソロからヴァイオリン・ソロへ。
  ブルージーなテーマとパワフルなヴォーカルが冴える R&B 風の作品。 メランコリックでキャッチーな音は、この時代を象徴するものであると同時に、普遍的な空気をもっている。 だから、誰がいつ聴いてもカッコいいのだ。 ギラつく太陽も海風も汗を引かせる冷たい飲みものもあるのに、何故こんなにブルーなの。 流行りモノに終わらないのは、歌メロのみに頼らずに、丹念な器楽アレンジが成されているおかげだろう。 相聞歌のようなヴォーカル構成もいい。 ヒットしそうな作品です。

  「Wasted Union Blues」(4:00) ファズ・ギターが唸りを上げピアノが不協和音で叫ぶ、凄惨なブルーズ・ロック。 ヴォーカルも重苦しい。 ファンキーなピアノの和音連打とともに加速、軽快なヴァイオリンのプレイが演奏をさらに盛り上げる。 ヴァイオリンを押しつぶすようにファズ・ギターが吼える。 パンチの効いた男性ヴォーカルが激しくパワーコードとわたりあって火花を散らす。 女性ヴォーカルも援護に出る。 狂おしいヴァイオリンそしてギターも絶叫する。 再び、ピアノがビートを取り戻すも、最後はすべてが加速してノイズが渦を巻き、豪快にエンディング。
  ファズ・ギターとヴァイオリン、ピアノが一体となって暴れ回る英国流のワイルドなブルーズ・ロック。 軽やかなフィドルやサルーン調のピアノらによる荒っぽいプレイの連続にもかかわらず、背伸びしたようなヴォーカル・ハーモニーのおかげでどこか愛らしい。 中間部の決めのシャウトに独特の空ろな響きがある。

  「Girl With No Eyes」(3:49) チェンバロが奏でる誰もいない広場でメリーゴーランドが回るように憂鬱なワルツ。 ソフトな男声の穏やかな歌唱をソプラノ・ヴォイスが彩る。 繰り返しにはヴァイオリンが現れてハーモニーに丹念に寄り添う。 サビではハーモニーが感傷的なメロディを歌い上げ、チェンバロとヴァイオリンが誠実に付き従っていく。 チェンバロによる間奏が雅だ。 夢見るようなハーモニー、そして抑えきれない思いのように高まるサビ。 オルガンとヴァイオリンのバッキングが力強くももの哀しい。 五度和音の響きが鮮やかに締めくくる。
  ギター、キーボード、ヴァイオリン、コーラスによるクラシカル・タッチのフォークソング。 ノーブルな男女混声のハーモニー(ソプラノがいい!)やチェンバロの演奏が、イギリス産のフォークのようにデリケートなタッチで切迫した思いを綴っていく。 高貴な響きのオルガン、素朴なヴァイオリン、ギターによる円舞曲風の間奏も美しい。 ファンタジックな小品だ。

  「Bombay Calling」(4:25) オープニング・テーマは、ほとんど「Child In Time」だが、どうやら、こちらが先らしい。 テーマの展開部でギター・ソロが始まる辺りで、一気にヴァイオリン、オルガンのリードする軽快なロックンロールへ進む。 クラシカルなヴァイオリンとヴォカリーズがメロディアスに歌う。 ズンドコな太鼓のせいか、元祖無国籍ワールド・ミュージック風味もあり。 ヴァイオリンとギターのインタープレイから、ユニゾンによるクライマックス。 再びオルガン、ヴァイオリンのハーモニーによるテーマで締める。
  ほんのりエキゾチックな香りもあるインストゥルメンタル名品。 ジョン・ロードが拝借したテーマは、たしかにすばらしい。 THE VENTURES が可愛くなったようなイメージである。

  「Bulgaria」(6:10) 遠くの太鼓、そして吹き抜ける風のようなヴァイオリンの調べ。 密やかな混声の歌唱は祝詞のように厳かで哀しみを孕む。 静かに打ち鳴らされる太鼓。 男女混声のハーモニーに男性ヴォーカルが次々と呼応し、合わさってゆく。 ピアノ伴奏とともに演奏は形を取り始める。 AMON DUUL II に通じる感性。 熱く高まるハーモニーは頂点でヴァイオリンとソプラノのユニゾンに道を明け渡す。 力強く悠然とした交響楽的高揚。 オルガンのノイズによる長い余韻を引いてミステリアスなエンディングを迎える。
  JADE WARRIOR を思わせるアンビエントで謎めいたエスニック・サイケデリック・チューン。 中盤までは、トライバルなスロー・ビートとミステリアスなメロディ・ラインが怪しい雰囲気を醸し出す。 着実かつなめらかに上がってゆくテンポが劇的な効果を生んでいる。 エキゾチックなサイケデリック・フォークに幅広い音楽性で味つけした佳作だろう。

  「Time Is」(9:42)即興風の大作。 前曲のエンディングを一瞬だけリプライズし、みるみるテンポを上げてゆくアンサンブル、そしてオルガンのテーマが蒸気機関車のように走りだす。 アッパーなノリのまま唄い出すヴォーカルはジミ・ヘンドリクスのような煽情調。 オブリガートのピアノもキラキラと舞い踊る。 音量を落としてヴォーカルを際立たせるアンサンブル。 再び加速、そして呪文のようなヴォーカル・ハーモニー。 トムトムのようなドラムスに煽られてオルガン・ソロがさく裂。 やがてヴァイオリンが忍び寄り、主導権を握ってゆく。 オルガンとヴァイオリンがノイジーなバトルを繰り広げる。 狂乱するヴァイオリン、そして激しいロールに導かれてドラムス・ソロ。 ぽかっと空いたブレイク、そして一人取り残されたヴォーカリスト。 呪文のような繰り返しが、再び煽情的でエネルギッシュなテーマ演奏を呼び覚ます。 ピアノのオブリガートが美しい。 絶唱はピアノのストロークとオーヴァーラップしてオルガンのリードする演奏に吸い込まれる。 みんな走れ。 走れ。 走れ。 世界の端から落っこちるまで。 最後はすべてがもつれあって消えてゆく。
  風を切って真っ直ぐ突っ走る快速サイケデリック・ハードロック。 エンジンはドラムスとベースのリフだ。 アッパーなテーマ演奏とサイケデリックなソロ・パートで構成される。 ジミ・ヘンドリックスや DOORS の影響を感じさせるパワフルな作品だ。


   ヴァイオリン、オルガン、ギター、男女コーラスのコンビネーションが生む甘くロマンチックな味わいにエキゾチックな空気が交じり合ったサイケデリック・サウンド。 演奏は粗削りだが、楽曲は丹念に曲想を練ってアレンジを施されている。 「サイケデリック・フォーク」というレッテルだけでは片づけられないのは、ひんやりとした白昼夢のような幻想性と熱っぽいロック・ビートの交差が鮮やかだからだろう。 サイケデリック・ロックらしい熱く脂っこいオルガン・サウンドにハッカ飴のような冷ややかさもある。 そして、ヨーロッパ的な味わいとともに「ヴァーミリオン・サンズ」風の乾ききったコロニアル・テイストもあるという多面性。 70 年代中盤からのワールド・ミュージックの流行に先立ったともいえそうだ。 フォーク、サイケデリック、ブルーズと性格の異なる曲をきっちりまとめた上に個性も感じさせる大傑作だ。
  サンフランシスコの街には、真夏でも寒流の影響で深い霧が立ち込め、冬のような寒さが訪れる。 セーターを着て、王朝風の縦長の窓から常緑樹まで灰色がかって見える景色を眺めつつお茶をすするときに聴くのが、このアルバムなのかもしれない。 ジャケットの抜けるような青空の絵は見果てぬ憧れに違いない。

(CS 9768 / SFS 11790 DA)

 Marrying Maiden
 
David LaFlamme flute, violin, vocals  guest:
Val Fuentes drums, vocalsJerry Garcia banjo, guitar
Mitchell Holman bass, harmonica, vocalsSid Page violin
Fred Webb keyboards, vocalsRichard Olsen clarinet
Pattie Santos percussion, vocals
Bruce Steinberg harmonica
Hal Wagenet guitar, vocals

  70 年発表の第二作「Marrying Maiden」。 鍵盤奏者のリンダ・ラフレイムが脱退、代わってフレッド・ウェブが加入。 ジェリー・ガルシアなど、ベイエリアからさまざまなゲストを迎えている。 アルバムの基調は、のどかな日差しを浴びるような穏やかさである。 全体をまとめていたサイケデリック/ファンタジー色が後退してポップでノスタルジックなフォークロックとなり、そこへスタンダード・ジャズ、R&B、カントリー、ケイジャンなど、ドメスティックな特色をさまざまに散りばめている。 やや散漫になるところもあるが、うっすらとしたヴォーカル・ハーモニーとオルガン、ヴァイオリンの生み出す独特の心地よいヒンヤリ感は変わらない。 前作で先鋭的なサイケデリック・サウンドで突っ走った反動で、40、50 年代のノスタルジックな空気が揺り戻してきたかのような作風である。 ヴァイオリンは、カントリー・フィドル的な音を中心とした演奏であり、アンサンブルのリード役となっている。 華やぎとクールネス、まぶしいような幻想性を兼ね備えたサイケデリック・フォーク・ロックの佳作である。

  「Don And Dewey」(5:10)ヴァイオリン、エレクトリック・ピアノ、ギターでソロを廻すブギー風の軽快なインストゥルメンタル。勢いはいいが、DEEP PURPLE の恩返しらしいセンチメンタルな英国ロック調もあり。バッキングのオルガンもいい感じだ。

  「The Dolphins」(4:25)オールディーズ調のソフト・ロック。 ギターの誠実な調べ、そしてピアノがきらめき、ヴァイオリンが華やかに歌う。カントリー・フレーヴァーを抑え気味にして正解。 CSN&Y からアクを抜いた感じ。

  「Essence Of Now」(3:15)うっすらとたなびくようなソフト・サイケデリック。ビートの効きがいい。 さりげないギターのフィードバックが白昼夢にいざなう。意外にプログレ的な深みあり。

  「Hoedown」(2:25)カントリー・フィドル全開のインストゥルメンタル。バンジョーも活躍。ホウダウンというのは元々アメリカのイナカのダンス・ミュージック・スタイルらしい。

  「Soapstone Mountain」(4:15)疾走感あるハードロック風の作品。 スキャットのようなオルガンがおもしろい。

  「Waiting For The Song」(0:59)賛美歌風の埋め草。

  「Let A Woman Flow」(4:01)ジャジーで幻想的なヴォーカルもの。 思い切りアメリカンなスタイルのはずだが、なぜかトーンが英国のグループっぽい。 間奏のハモンド・オルガン・ソロ、ヴァイオリン・ソロが絶品。傑作。

  「It Comes Right Down To You」(3:10)愛らしき西海岸チューン。 スライド・ギターとヴァイオリンのコンビネーション。 CSN&Y のデヴィッド・クロスビーの作風に通じる。

  「Good Lovin'」(4:55)ブルーズ・ハープをフィーチュアし、オールディーズ風のアレンジを施したウエストコースト風ロックンロール。

  「Galileo」(3:00)密やかなナレーションをシンフォニックなヴァイオリン、管楽器が彩るフリー・ミュージック。

  「Do You Remember The Sun ?」(3:05)男女のデュオによるスタンダード風の歌ものを、にじむようなエレクトリック・ピアノ、管弦楽の膨らみ、ノスタルジックなオルガンの調べらがスケールアップする。 まとまりのつかなさが魅力か。

(CS 1058 / SFS 04800)

 It's A Beautiful Day At Carnegie Hall
 
David LaFlamme violin, vocals
Pattie Santos percussion, vocals
Fred Webb organ, piano, vocals
Bill Gregory guitar
Tom Fowler bass
Val Fuentes drums, vocals

  72 年発表の第四作「It's A Beautiful Day At Carnegie Hall」。 タイトル通り、ニューヨークのカーネギーホールにおけるライヴ・アルバム。 エレクトリック・ギターを中心にしたスタジオ盤よりもはるかにハード・ドライヴィンな演奏であり、ヴァイオリンとのバトルもたいへんカッコいい。 パティ・サントスのパンチの効いたヴォーカルもライヴで一層映える。 第一作のサイケデリック・ロックの名作たちも生き生きとした表情を見せている。 ベーシストは、THE MOTHERS にも参加する名手トム・ファウラー。 ソウルフルなロックンロールのライヴ・アルバムとして優れた内容である。

  「Give Your Woman What She Wants」(3:55)タージ・マハルのカヴァー。
  「A Hot Summer Day」(8:40)第一作より。ラフレイム作。
  「Angels And Animals」(4:02)ラフレイム作。
  「Bombay Calling」(8:25)第一作より。ラフレイム作。
  「Going To Another Party」(4:25)ファウラー作。挑発的でグルーヴィな佳作。
  「Good Lovin'」(5:10)第二作より。ウェブ作。ストレートなロックンロール。
  「The Grand Camel Suite」(3:00)第三作より。グレゴリー作。
  「White Bird」(9:40)第一作より。ラフレイム作。

(KC 31338 / COLUMBIA 480 970-2)

 Live At The Filmore 68
 
David LaFlamme violin, vocals
Pattie Santos percussion, vocals
Linda Neska LaFlamme keyboards
Mitchell Holman bass
Val Fuentes drums

  2013 年発表の作品「Live At The Filmore 68」。 サン・フランシスコ、フィルモア・オーディトリアム(後のフィルモア・ウエスト)におけるライヴ・アルバム。 第一作発表前の演奏である。 サイケデリック・ロック特有の長尺に引き伸ばしたジャムが呼び覚ます麻薬的酩酊感。 ただし、ギターレス編成のためか、ことさらにダラダラした感じやマッチョなインパクトはなく、少女マンガ風の「毒のあるお花畑」感強し。 逆にオルガンの響きからの DOORSVANILLA FUDGE への連想は強い。 ヴァイオリンのプレイはギターに代わるどころか遥かに独特の個性を発揮、緊張感と不安感を巡るような揺らぎを加味し、さらには素っ頓狂なカントリー風味で逸脱感も演出する。 リズム・セクションの安定感、JEFFERSON AIRPLANE ばりの混声ハーモニーも特筆すべき。 発掘ものにしては格段に音がいい。DVD 付き。

  「Love For You」(6:44)ラフレイム作。
  「Bulgaria (With Love For Your Reprise)」(6:51)第一作収録。ラフレイム作。
  「White Bird」(8:02)第一作収録。ラフレイム作。
  「Wasted Union Blues」(10:28)第一作収録。ラフレイム作。
  「Time Is」(9:30)第一作収録。ラフレイム作。
  「Countryside」(5:19)第一作収録。デイヴィッド&リンダ・ラフレイム作。
  「Bombay Calling」(7:38)第一作収録。ラフレイム作。
  「Changes」(8:26)ラフレイム作。
  「Girl With No Eyes」(5:40)第一作収録。ラフレイム作。
  「Hot Summer Day」(11:03)第一作収録。ラフレイム作。

(COLUMBIA 480 970-2)


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